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塾や予備校にある自販機の稼ぎは?


全国の受験生の皆さんは、年明けからの受験シーズンに向けて最後の追い込みをかけ始める頃だと思います。

受験勉強をしていると、どうしても恋しくなるのが息抜きのドリンクです。この時期になると、暖かいコーヒーや紅茶、ココアなどで一息つきたくなるのは、今も昔も変わらないことでしょう。

そんなことを考えながら、今回のコラムのネタを考えるために塾や予備校を運営する企業の有価証券報告書(有報)を眺めていると、気になることを発見しました。

それは、本業以外の稼ぎを表す「営業外収益」の区分に、自動販売機からの収益を掲載している企業が複数あったことです。

そこで、今回は塾や予備校に設置されている自動販売機がどれくらいの稼ぎを生み出しているのかを見ていくことにしましょう。

EDINETで各社の有報を全文検索した結果、自動販売機からの収入を明らかにしている塾や予備校の運営企業は、『早稲田アカデミー』などを運営する株式会社早稲田アカデミー(以下、「早稲田アカデミー」)、『市進予備校』などを運営する株式会社市進ホールディングス(以下「市進HD」)、『東進ハイスクール』などを運営する株式会社ナガセ(以下「ナガセ」)の3社です。

それぞれ、平成27年度の自動販売機からの収益を比較してみると…、
 早稲田アカデミー:187万7,000円
 市進HD:581万5,000円
 ナガセ:3,409万8,000円
となっています。

早稲田アカデミーとナガセでかなり極端な結果になっていますが、販売実績に載っているセグメント情報を見ると、そのヒントをうかがい知ることができます。

生徒の約9割が小中学生である早稲田アカデミーに対し、生徒数は明記されていないもののグループ全体の収益の6割以上を高校生部門で稼ぐナガセ。

規模の違いもあるとは思いますが、生徒のお小遣いの違いを考えれば、自動販売機で使える金額に差が出るのも納得です。

ちなみに、学習塾の『ena』などを運営する株式会社学究社は、金額が小さいからということで、2年ほど前から自動販売機からの収益の掲載を止めています。

この辺りからも、塾や予備校に設置されている自動販売機の稼ぎは、当然かもしれませんが、生徒のお小遣いに関係しているのかもしれません。

(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

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