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使われない年賀はがきはどれくらいある?


 毎年11月1日は年賀はがき発売のニュースが流れ、「もうすぐ今年も終わりか」と思ってしまいます。

近年ではメールやLINEといったツールが普及したこともあり、年賀はがきの発行枚数は年々減少しているようです。
それでも、日本郵便株式会社(以下、「日本郵便」)のホームページに掲載されているニュースリリースによれば、2017(平成29)年用として今年発行する年賀はがきの枚数は28億5,329万6,000枚という膨大な数(金額に換算すると、1枚52円として1,483億円超)になります。

ただ、皆さんはこのような経験はないでしょうか。

こちらが出していない相手からの年賀はがきにお返しもできるように年賀はがきを多めに買っておいたけれども、結局余らせてしまったという経験です。

年賀はがきのシーズンが終わっても普通のはがきとして使えるので、懸賞の応募などで使う方も多いのではないかと思いますが、一体、どれくらいの年賀はがきが年賀はがきシーズンで使われずに残ってしまうのでしょうか。

郵政民営化で誕生した日本郵政株式会社は、昨年上場を果たしたため、他の上場企業と同様に、やはり有価証券報告書(有報)を作成しています。

第11期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の有報を見ると、【業績等の概要】の中に「引受郵便物等の状況」として12月15日から翌年1月7日に差し出された年賀郵便物(年賀はがき)の枚数が掲載されています。

それによると、平成28年のお正月シーズンに差し出された年賀はがきは23億5,123万7,000枚とのこと。

一方、有報には掲載されていませんでしたが、日本郵便のニュースリリースによれば平成28年のお正月向けに発行された年賀はがきの総数は32億167万 2,000枚ということだそうです。

したがって、この2つの数字を割り算すれば、発行した年賀はがきのうち実際に年賀はがきとして年末年始に差し出されるのは約73.4%ということが分かります。

ちなみに年賀はがきといえば、「お年玉付」の抽せん結果を見るのも楽しみの1つかもしれません。

今年度(2017年用)のお年玉付年賀はがきの1等では現金10万円も当たるようなのですが、当せん確率は100万枚に1本、32億枚を超える年賀はがきのうち現金10万円がもらえる年賀はがきはわずかに2,867本。

しかも、そのうち73.4%しか差し出されないということは、実際に年賀はがきとして差し出されたもので現金10万円が当たるのは、単純計算で2,104枚ということになります。

選ばれし2,104枚のうちの1枚を手にするというのは、なんだか新年から運を使いすぎているような気がしないのでもないですが(笑)。

(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

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